暢気眼鏡

Mayのタナカシホです。日々の記録、公演案内など。

『アスタ・タタリカスの帰り道』終了しました

ソウルアリスフェスティバル参加
『アスタ・タタリカスの帰り道』、公演終了致しました。
この公演にお力を貸して頂いた皆様、応援して下さった皆様、ご来場頂いた皆様。本当にありがとうございました!

そして激団リジョロの皆様。共に韓国公演が出来て嬉しく、心強かったです。ありがとうございました。おつかれさまでした!

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初めてMayでソウル公演を行う事ができました。
思えば10年かかりました。
やっと自分達で作品を運ぶ事が出来たなあと、嬉しかったです。

 

お芝居についての思いや反省はしばらく自分の中にしまっておきます。

 

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私はいつも答えを持っていないなと思います。
それは疑問に思った事がなかったからです。
「何故?」と聞かれる度に沈黙します。

 

私達はそれぞれルーツが違い、背負う物が違い。
どれだけ一緒にいても何気ない言葉で傷つけている事もあるし、傷つく事もある。
そういう事も含めて、知らない事をひとつひとつ知り、また一緒に何かを創っていく。
その姿が答えになればと思います。

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今は色々ある時代ですが。
国と国とがいがみ合っていても、
人と人は出会って、話して、笑って、喧嘩をして、また出会って。


世界を自分で狭めてしまうことのないよう。

 

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スタート地点に立ったのか、

それとも到着していたのか。

まだ今は解らないし、解らないままかもしれませんが。

 

「それでも、明日は来るよ」

 

そう呟いて、また歩いていこうと思います。

 

出会った皆様に心から感謝致します。
ありがとうございました。

 

정말 감사했습니다.
또 만납시다.

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チャンソー場所ー

久しぶりに更新します。

2008年と2012年に上演したMayの『チャンソ』が、9/26よりおうさか学生演劇祭×劇団May×一心寺シアター倶楽 協同プロデュースとして上演されます。

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1980年代後半の大阪朝鮮高級学校を舞台にした、学生達の卒業までの物語。

始めに、おうさか学生演劇祭でとのお話を聞いた時は驚きました。

私達がもう上演する事はないだろうなあと思っていた作品に、「やりたい!」というとても熱い思いをずっと持って頂いていたこと、そして次世代に繋いでくださったことに感謝しております。

 

今、こんな時代に。

『チャンソ』がまた新しく誰かと出会う日が来るとは思っていなかった。

 

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出演者は、オーディションで集まった若い方を中心に。稽古開始は7月中旬でした。

初めての喧嘩シーン、初めての煙草。

カヤグムを練習し続けたヒロイン。

朝鮮語混じりの言葉。朝鮮語の歌。

初めてのチョゴリ

何度も着替えて走り回ったり。

毎回違うネタを考えたり。

 

などなど。皆さんが奮闘していた日々があっという間に過ぎて。

本日より仕込み。そして本番はもう目の前に。

 

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大人しそうな、優しそうな男性陣はいつのまにかたくましくやんちゃになっていて、女性陣はいつのまにかオッコルム(チョゴリの胸元のリボン)をすっと結べるようになっていて。

 

年を取ったせいか稽古を見ている時などにふと涙が出そうになって危ない。かなりお母ちゃんの心境になっているみたいです。

 

ぐっときてしまう理由はもうひとつあって。

 

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もう想い出になっていたはずの風景が、鮮やかな色を帯びて目の前に広がっている。

いつかの誰かが演じた物語をもう一度、ではなく、彼らは彼らの物語の中を跳ね回っている。

 

嬉しいなあ、と思うのです。

ありがとう。

 

ひとつの作品を創るというのは楽しい時間もあれば当然、苦しい時間もあります。

個人的にはしんどい時の方が多いものだと感じています。何年やっていてもそうです。

それを乗り越えて、重ねて重ねて、出演者の皆さんにとってこの〈チャンソー場所ー〉が自分達のものになりますように。

過去に2度上演した作品ですが、初めて観た方にはこのメンバーでの『チャンソ』がオリジナルになるのだから。

悔いなく暴れてください。

 

応援しています。

 

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最後になりましたが。

今回も先生達は勿論怖いです。

 

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間もなく本番。

皆様のご来場、お待ちしております。

 

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おうさか学生演劇祭×劇団May×一心寺シアター倶楽 協同プロデュース

「장소 チャンソ」作・演出/金哲義

 

【出演】

井上翔/おがわひろと/笠牟田亮輔/勝又諒平

光仁三/北野秀気/久保伊織/斎藤このむ

澤田由希子/玉城万里奈/チェサン/筒井茄奈子

筒山地生/趙清香/中川律/中鶴間大陽

浜本克弥/林真理/東千紗都/平川裕作

平田彩夏/福井拓郎/間淵りく/ミチイハジメ

三村るな/崔智世/全咲愛/鄭梨花 

他(順不同)


【公演日程・残席状況】(9/24  11時現在)

9月26日(木) 19:00 〇

9月27日(金) 14:00 △/19:00 〇

9月28日(土) 14:00 完売

9月29日(日) 14:00 完売/19:00 完売

9月30日(月) 14:00 完売

 

【会場】 一心寺シアター倶楽

大阪市天王寺区逢阪2-6-13 B1F/06-6774-4002

 

【料金】一般前売 3,000円 学生前売 2,000円(大学・専門学生以下)

当日券は各500円UP

※未就学児童入場不可


▶︎前売券ご予約はこちら

https://ticket.corich.jp/apply/100772/009/

(上記URLからのご予約は、ご来場時に受付にて精算・チケットお渡しとなります)

 

▶︎公演詳細・キャスト応援チケットはこちら

https://hopsince2013.wixsite.com/osakagakusei/chanso

 

【次回公演】May「モノクローム」

May's frontview Vol.36

モノクローム
作・演出 金哲義

 

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大きな映画館の思い出と小さな映画館の思い出。
今の映画と追憶の映画。
古いフィルムを回す小さな映画館にやってきたミョンホは、昔々、父がエキストラで出演していたと聞く映画を知る。
「確かな事実」は「存在しない追憶」。
そんなある日。若い映写技師が狂わせたほんの6コマの中に「確かな追憶」が姿を覗かせる。
ミョンホは次第に、0.25秒の追憶にのめり込んでいく。

 

出演:
柴崎辰治/木場夕子/崔智世/田中志保
倉畑和之/中野π子/金哲義

石川晃(Placebo)/練間沙(劇団冷凍うさぎ)
上田裕之(イズム)/水谷有希
のたにかな子/よしえ

 

ピアノ演奏:松岡沙也加

歌唱:金恵玲(劇団アランサムセ)

「航路に寄せて」「花アリラン」楽曲提供:佐山雅弘

 

日時:
2016年
12月17日(土)14:00/19:00
12月18日(日)14:00/19:00
12月19日(月)15:00
受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です
会場に駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。

 

会場: シアトリカル應典院
(大阪市天王寺区下寺町1-1-27)

 

料金:
【一般】前売 2,800 円/当日 3,300 円
【シニア(65歳以上)・中高生割引】前売当日共 1,500 円
※小学生以下無料

 

★チケットご予約はこちらから★

携帯からの予約はこちらをクリック!



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モノクロームへようこそ

白黒の映画を、自分で選んで初めて見たのは

多分「カリガリ博士」だったと思います。

 

まだ頭でっかちのお手本のような10代後半の頃です。

先人達が評価する映画を片っ端から観て、大人になりたかった時代です。

 

とりあえず観てはみたものの。

当時は解らないというのも悔しく、解ったようなふりをしていましたが、

あれから随分時間が経った今なら言えます。

解りませんでした!

今観たら理解出来るのかどうか、うーん、あんまり自信はないです。

 

あの頃はとにかく背伸びをしていたのです。

物を知らない事が恥ずかしかった。

たくさんの映画を観て、たくさんの本を読んで、たくさんの音楽を聴いて、自分の道を決めたかった。

 

何十年経って、

なんだかんだで今の道を歩いています。

まだ歩き続けています。

 

 

May「モノクローム」、いよい来週となりました。

スクリーンに映る世界。

映らない現実と真実。

フィルムを回し続ける人達。

白黒の中の追憶を探す人達。

 

皆様のご来場、心よりお待ちしております。

 

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May's frontview Vol.36

モノクローム
作・演出 金哲義

 

日時:
2016年
12月17日(土)14:00/19:00
12月18日(日)14:00/19:00
12月19日(月)15:00
受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です
会場に駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。

 

会場: シアトリカル應典院
(大阪市天王寺区下寺町1-1-27)

 

料金:
【一般】前売 2,800 円/当日 3,300 円
【シニア(65歳以上)・中高生割引】前売当日共 1,500 円
※小学生以下無料

 

 

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どんぐりのこうげき&公演告知

私は毎朝公園を通って駅へ向かいます。

すっかり秋も深まった本日。いつも通り公園を急ぎ足で歩いていると、文字通り『ぼたぼたぼたっ!』という音が。

ん?と思うまもなく降り注いだのは、

 

どんぐり。

 

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みなさんはどんぐりに降られた事がありますか。

まあまあびっくりしますよ。

大量にトトロがいたか、どんぐり銀行が満期を迎えたかのどちらかでしょう。

いやー自然ってすごいなあ(適当)

 

と、出勤前10分で過ぎ行く季節を眺めつつ、日々稽古もしております。

May新作です!

個人的には『零度の掌』以来です。

 

今回は映画館を舞台に、古いフィルムを巡る人たちの物語です。

是非ご来場くださいませ!

 

どんぐりをご用意してお待ちしております。

 

以下詳細です↓

 

May's frontview Vol.36

モノクローム』 作・演出 金哲義

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出演:
柴崎辰治/木場夕子/崔智世/田中志保
倉畑和之/中野π子/金哲義

石川晃(Placebo)/練間沙(劇団冷凍うさぎ)
上田裕之(イズム)/水谷有希
のたにかな子/よしえ

 

ピアノ演奏:松岡沙也加

歌唱:金恵玲(劇団アランサムセ)

「航路に寄せて」「花アリラン」楽曲提供:佐山雅弘

 

日時:
2016年
12月17日(土)14:00/19:00
12月18日(日)14:00/19:00
12月19日(月)15:00
受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です
会場に駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。

 

会場: シアトリカル應典院
(大阪市天王寺区下寺町1-1-27)

 

料金:
【一般】前売 2,800 円/当日 3,300 円
【シニア(65歳以上)・中高生割引】前売当日共 1,500 円
※小学生以下無料

 

★チケットご予約はこちらから★

http://ticket.corich.jp/apply/77634/003